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5期目の振り返り

December 30, 2021

会社の5期目が終わったので今年も軽く振り返ります.
今年,自身がやったことを簡単にまとめると次の3点に集約されるかなと思います.

  • 課題はありつつも,開発業務の委譲を進められた
  • 研究開発への投資ができた
  • Hiring / Employee Successに力を入れた

以下,それぞれについて振り返っていきたいと思います.

開発業務の委譲

今年はだいぶ開発業務を他のエンジニアメンバーに委譲することに成功しました.
実際,アプリとWebフロントの開発は自分はもうほとんど行っていなく,やることと言えばコードレビューくらい,までに減りました.
自分がやらないことで,クライアントサイドに関してはエンジニアメンバーが自律的に改善を進められるようになったので,結果プロダクトアップデートの頻度も上がったように思います.
自分自身も,主体的に見なければいけない範囲が狭まって,他の業務によりフォーカスできるようになりました.

ただ課題もあり,1つは技術的負債の解消などといった,緊急度は低いが重要度は高いといった類のタスクに対し,後手後手の対応になってしまったことです.
技術的負債の解消やテストコードの拡充,ライブラリ等のアップデートなどのタスクは通常PdMが観測できない範囲にあり,またそのリターンも見えづらいため,どうしてもアサインの優先度が下がっていたように思います.
こういった課題についてチームで話し合い,来年は定期的に「負債解消Week」なるものを設けて対応していく予定です.
課題と言いましたが,去年以前は自分の中で良しなに対応しただけだったことを考えると,こうしてタスクが共有化されるようになったことも1つ大きな進歩と言えそうです.

もう1つの課題は,定量的に測れているわけではないのですが,バックエンド側の開発のスループットが低いときがありました.
クライアントサイド同様,こちらも基本的には他のエンジニアメンバーにお任せするという方針で今年は進めたのですが,非常に難易度の高いタスクをお願いしてしまうとしばらく他のタスクに着手できないという状況が発生していました.
メンバーを責める意図はまったくなくて(むしろ感謝しかないです),難易度の高い業務はもう少し自分が主体的にハンドリングして,全体のスループットを調整しても良かったかなという反省です.
こちらの課題についても,来年は自分の役割を改めてチームですり合わせして,やることはやる,任せるところは任せるとしていきたいです.

研究開発への投資

今年は研究開発への投資を昨年に比べて大幅に増やすことができました.
まず今年はGLITの主機能である求人推薦の改善に注力しました.
MLモデルのアップデートを行い,A/Bテストを実施して評価という,一連の流れがまずできるようになりました.
ところどころ手作業だったりと面倒な部分もあるので,A/Bテストの成熟度レベルでいうとせいぜいクロールフェーズ1ですが,流れは掴めてきたので来年は効率化を図り,モデル開発によりフォーカスしていきたいです.

今年の4月からスタートした博士課程での研究2も,業務での研究開発と良いシナジーを生んでいるように思います.
博士課程における研究テーマは求人推薦です.つまり,業務で行っていることをそのままテーマとして持ち込み研究しています.すると,次のような好循環が自分の中でできていると実感するようになりました.

  • 大学の研究活動で最先端の手法や研究課題を知り,それを業務で活かす
  • 業務で出会った課題やニーズについて,大学で研究テーマとして取り組む

来年も引き続き,実務と大学の両軸での研究活動を回して,サービスをより良くしていきたいです.

Hiring / Employee Successへの注力

今年はエンジニア向けの会社紹介資料の作成・メンテナンスにも注力しました.

caratinc/hiring-deck: 株式会社Caratのエンジニア向け会社紹介資料

なるべく自社のプロダクトやチーム,開発のフローなどについて知ってもらうため,包み隠さず書いているつもりです.
お世辞かもしれませんが,面談を受けてくださる方には比較的好評でした.
そもそもメディア的なアウトプットの少ない会社なので,最低限こういうことができて良かったです.

あとはEmployee Success的な業務も今年はいくつか行いました.

まずエンジニアのオンボーディング体験を改善しました.
社内Wiki(コンフル)の内容と構成を見直し,入社した方が業務を始めるにあたって知る必要があることを,簡潔に,迷いなくインプットできるようにリライトしました.
また,開発環境の構築も,2,3のコマンドを実行すれば完了するように改善しました.
今年は2名の副業エンジニアの方に新規にジョインしていただいたのですが,努力のおかげもあり2人とも勤務初日からPRを出してもらうことができました.

エンジニアメンバーとの定期的な1on1も実施するようにしました.
プライベートな話題から最近行ったタスクの振り返りなど業務に関することまで,あまり形式張らずに色々なことを話すようにまずはやってみました.
やり方についてはまだまだ改善する余地が多くありますが,本当にやって良かったです.去年までやってこなかった,自分の不明を恥じました..
来年はエンジニアメンバーだけでなく,より広い範囲で実施していきたいと思っています.

おわりに

以上,今年の振り返りでした.
今年は目に見える成果というよりも,チームとしてのアップデートが進んだ一年だったように思います.
結局,プロダクトを作るのはチームであり,優れたチームを作ることが優れたプロダクトを作ることに繋がるはずです. そう考えると,今年達成できたことが来年以降どう実を結ぶのか非常に楽しみです.
6期目も引き続き頑張っていきます.


  1. A/Bテスト実践ガイドにある実験成熟度レベルのうちの1つ.クロールフェーズは1ヶ月に1回程度実験を回せる成熟度
  2. 京都大学大学院 情報学研究科 博士後期課程の入試に合格しました | saitoxu.io

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