京都大学大学院 情報学研究科 博士後期課程に入学しました
April 30, 2021
4月から京都大学大学院情報学研究科の博士後期課程に入学しました。
入学してから約1ヶ月が経ち、仕事をしながらの研究生活にも少しずつ慣れてきたのでここらへんで一度近況をまとめてみたいと思います。
入学の経緯や入学試験については「京都大学大学院 情報学研究科 博士後期課程の入試に合格しました」の記事にまとめています。
今回は以下の3つの大きな括りで振り返ってみます。
- コロナ禍での大学生活
- 研究活動について
- 仕事との両立
1. コロナ禍での大学生活
京都は比較的コロナの状況が深刻なため、まだ一度も大学に行けていません(今回の緊急事態宣言でも対象の都道府県に1つになっています)。
というわけであまり大学に入学したという実感がないのが正直なところです。
研究室での活動も今のところすべてZoom上で行われており、連休明けの状況次第なところはありますがしばらく大学に行く機会はないかなあと思っています。
情報系の研究なのでリモートでも論文が読めて計算機が使えたら何も支障はないのですが、研究室の他の学生の顔を覚えるのがけっこう難しいというのはあります笑。
2. 研究活動について
自分が所属する研究室では、研究室全体の研究会と、指導教員との個別のミーティングによって研究活動が回るようになっています。
研究室全体の研究会は週に1回開催され、何人かの学生が自身の研究内容についての発表を行い、それについてみんなでディスカッションを行うという形式です。自分の番は半期に1回程度しか回ってこないようなので、それなりの進捗とクオリティが求められる感じがします。
研究室では色々なテーマが研究されているので、自分も時間があるときに他の学生の研究内容を勉強しなるべく質問等するようにしています。たとえば、昨今のプライバシー保護の重要性の高まりを受けて研究されている連合学習などは聞いていて面白いなと思います。
指導教員の先生とのミーティングは、頻度や内容は学生によりけりだそうですが、自分は社会人博士課程ということで隔週で今はやっています。研究も始めたばかりなので、今は自分のやりたいテーマに関連する既存研究のサーベイを中心に行っています。
最近、論文を読む手段やサーベイのやり方について自分なりの方法が固まってきたので、どこかで記事を書きたいと思います。
3. 仕事との両立
だいたい50:50の割合で仕事と研究を両立しています。明確にx曜日は仕事、y曜日は研究というように分けたかったのですが、会社の定例ミーティングと研究室のミーティングが同じ曜日に被っていたり、緊急性の高い仕事はやはりなる早でやらないといけないということで早々に諦めました。
仕事の方ですが、自分の稼働時間が減ったのはどうしようもないですが、研究生活がスタートする前になるべく他のメンバーに権限委譲を進めてきたのでチーム全体のスループットとしては落ちてないように思います。
むしろ4月までに自分抜きでも回るようにしないと詰むと分かっていたので、年始からはオンボーディングフローの見直しや社内ドキュメントの整備、採用資料のアップデートなどレバレッジが効く仕事に力を入れていました。
結果、絶妙なタイミングで採用できたり、ジョインしてくれたエンジニアが一瞬で立ち上がってくれたりするなど(元が優秀というのはありますが笑)、今のところ良い成果が出ているなと感じています。
以上、入学して1ヶ月の近況でした。
慌ただしい1ヶ月でしたがなんとか軌道に乗ってきました。
引き続き仕事と研究両方頑張っていきます💪