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VSCodeのRemote SSHを使ってDocker for Macとオサラバする

May 06, 2020

長らくDocker for Macを使って開発していましたが、 VSCodeのRemote SSH機能を使って リモートのLinux環境に開発環境を移行しました。 結果、めちゃくちゃ開発体験良くなったので、移行方法とともに紹介したいと思います。 なお、VSCodeのRemote SSH機能の使い方自体はいくつも記事があるため割愛します。

移行前の課題

普段はREST API(Ruby on Rails)やWebフロント(React)・アプリ(Reeact Native)の開発をしており、 RailsのDockerコンテナを常に立ち上げて開発しています。 Web開発だとよくある構成かと思いますが、以下の点が課題と感じていました。

Docker for Macが遅い

よく言われていることですが、Docker for Macが遅いです。 そこそこ依存コンテナ数があるため、Railsのdevサーバを立ち上げたり、単体テストを流すのに数十秒〜待つこともしばしばあります。

使用されていないコンテナやイメージの削除が面倒

ローカルのSSD容量が逼迫しているため、しばしばディスク容量不足でDockerコンテナのビルドに失敗したりDBの書き込みに失敗したりしてました。 そのたびに不要なコンテナやイメージを削除したり、ファイル等削除するのが手間でした。


年始に「DXを大幅に低下させるDocker for Macを捨ててMac最速のDocker環境を手に入れる - Qiita」の記事を読んだりして VirtualBoxに移したいが容量ないしなーとか思ってたのですが、Remote SSH使ってリモートサーバで開発すれば

  • (料金との兼ね合いはあるものの)メモリ・容量実質無制限
  • バックアップ簡単に取れる
  • PC買い替えてもVSCode入れれば終わりなので移行が楽

と思い立ち移行してみました。

やったこと

社内のRuby on RailsのプロジェクトをEC2のAmazon Linux 2に移行してみました。 VSCode Remote - SSHの設定等は「VSCode の Remote – SSH 機能を使って EC2 上で開発する – サーバーワークスエンジニアブログ」の記事などを参考にしていただき、その他やったことを書きます。

git, dockerのインストール

yumコマンドで入れます。

$ sudo yum update
$ sudo yum install -y git
$ sudo yum install -y docker

dockerのインストール後処理

ユーザー権限周りの設定を行います。 このあたりはDocker for Macは不要だったので新鮮でした。

Post-installation steps for Linux | Docker Documentation

$ sudo groupadd docker
$ sudo usermod -aG docker $USER
$ newgrp docker 
$ sudo systemctl enable docker
$ sudo systemctl start docker.service
$ docker run hello-world

docker-composeインストール

Install Docker Compose | Docker Documentation

$ sudo curl -L "https://github.com/docker/compose/releases/download/1.25.5/docker-compose-$(uname -s)-$(uname -m)" -o /usr/local/bin/docker-compose
$ sudo chmod +x /usr/local/bin/docker-compose
$ docker-compose --version

あとはプロジェクトの初期設定を行ってdocker-compose up -dなどとすれば終わりです。 Dockerのportabilityすごい。

左側のペインでRemote Explorerを開いているときに「Forwaded Port」というセクションがあって、 ここでローカルのポートxへの通信をリモートサーバのポートyに転送するという設定ができます。 フロントエンドやアプリの開発をローカルで行っていて、開発中APIサーバが必要というケースもこれで対応できます。

forwarded port feature

あとリモートサーバにcodeコマンドが追加されるため、 プロジェクト外のファイルもcode hoge.txtなどと実行することでローカルのVSCodeで簡単に編集できます。 これが地味に便利だなと思いました。

試験的にかなり小さめのサイズのインスタンス(t2.micro, メモリ1GiB)を立ち上げてやってみたのですが、 Docker for Macより全然キビキビ動く印象です。 仮にm5.large(メモリ8GiB)のオンデマンドインスタンスを使うとしても、 0.124USD/hで160h/month使うと月々2000円くらいなので、 けっこう経済的だなーと思います。

おわりに

思いの外すんなり移行できて、今のところ全然デメリットを感じないのでVSCode Remote - SSHすごいなと思いました。 これでしばらく開発してみたいと思います。

とは言え新しい13インチ Macbook Proはほしい。